仙北市企画政策課は、誘致を進めているインターナショナルスクールに関し、シンガポールでインターナショナルスクールを運営する株式会社KBHの現地法人となる「株式会社KBHジャパン」を運営法人に決めた。3年程度は閉校予定の白岩小学校を仮校舎として活用。本校舎と寄宿舎の建設地は旧スイス村跡地、または株式会社おもてなしせんぼくが指定管理で運営している「ハートハーブ」(市所有)の周辺を検討しており、12月下旬に決定したい考え。
スクールは来年9月に開校する予定で、初年度は40人規模でスタート。白岩小学校が今年度末で閉校し、来年4月からは(仮称)白岩コミュニティセンターとなるため、同施設の2階を有償で市から借り受け仮校舎として使用するほか、近隣に仮寄宿舎の設置を検討している。
本校舎と本寄宿舎の建設地は、田沢湖畔の旧スイス村跡地(民有地)と、市の第3セクターおもてなしせんぼくが運営する「ハートハーブ」周辺を検討。今月20日には、同法人がシンガポールで建築デザインを手がるビジネスパートナーとともに候補地を視察しており、遅くとも12月下旬には仮寄宿舎の位置や本校舎、本寄宿舎の建設地を決定。本校舎と本寄宿舎は仮校舎を使用している間に建設する予定。生徒は中学生から高校生で、主にアジア圏から募集。日本人の入校も可能とする。最終的には600人規模を目指す。
年明け1月以降には、市とKBHジャパンとの間でインターナショナルスクール設立に関する協定書及び白岩小学校使用に関する覚書を締結する予定で、諸手続きが整い次第、生徒の募集を開始する。
KBHはシンガポールでインターナショナルスクールを運営、11月11日付で日本法人であるKBHジャパンを設立した。日本法人を設立するには時間がかかるため、シンガポールの現地法人から日本側の代理人を請け負っている東風平蒔人氏(株式会社遊名人経営)がいったんKBHジャパンの代表取締役となり、JR角館駅前に登記している。日本大使館での手続きを経てKBHの役員に代表取締役を交代する予定。
28日、運営法人の決定が説明された市議会議員全員協議会では議員から、「白岩小利活用検討委ではもっと多い人数の説明だった」と指摘があり、市は「その時は100人程度と説明したが、わらび座のホテルや空き施設を使用する方向で協議した結果、金額面で折り合わず、仮寄宿舎の設置に切り替えたため計画を修正した。40人規模でスタートしたい」と答えた。
田口知明市長は「実現すれば秋田県内では初のインターナショナルスクール開校となる。観光だけでなく、教育環境、仙北市の子どもたちにとっても様々なプラスがある」と開校の必要性を訴えた。
提供/秋田建設工業新聞