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滋賀産業新聞
2024/11/29

【滋賀】県東近江土木 国道421号「相谷工区」の第2トンネル整備

 県東近江土木事務所は、東近江市永源寺地域で進めている国道421号補助道路整備事業の愛知川下流部「相谷工区」で計画している「相谷第2トンネル(L460b)」の発注に向けた状況を明らかにした。
 「相谷工区」については、拡幅工区の未着工区間の整備を進めるとともに、予定するバイパス区間の「相谷第2トンネル(L460b)」の詳細設計業務(担当=ニュージェック)を昨年度(23年度)末に完了。現在、トンネル前後の法面工及びBOXカルバート工、ブロック積工、落石対策工の設計業務を進めており、この後、未発注の深礎杭設計を発注。また、トンネル前後の測量業務を進め用地買収に向けた準備を進めるとともに、トンネル設計のクロスチェック(検証)を行ない、工事を発注するまでには後5年程度かかるものと予想される状況だ。
 同事業は、国直轄で施工された東近江市と三重県いなべ市を結ぶ「石榑(いしぐれ)トンネル」(延長4157b、2011年〔平成23年〕3月26日開通)から滋賀県側の道路整備を県施工で進めているもので、ダム湖下流部でバイパス整備が進む「佐目工区」が2025年度(令和7年度)末での完了に目途が立ち、「相谷工区」並びにダム湖上流部の「萱尾工区」で整備が進む。
 石榑トンネルの開通により広域的な地域間交流が活発化しており、更なる地域間交流に重要な役割を担い、また、防災上も重要なものとして、県は引き続き予算を確保し、一層の整備促進を図って行く。

提供:滋賀産業新聞