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北陸工業新聞社
2024/11/28

【福井】越前市、たけふ未来が出動式/通年リースで導入の除雪車25台/機械確保、災害対応など期待集まる

 越前市はこのほど、たけふ未来有限責任事業組合(山本達雄代表)と契約した「除雪機械賃貸借業務」により導入した除雪機械25台の使用にあたり、高瀬2丁目の武生中央公園で除雪車出動式を開催した。
 市、たけふ未来の共催で、関係者や除雪に従事する建設業者らが参加し、除排雪業務の安全で円滑な遂行を祈願した。
 同市では、安定した除雪機械の確保に加え、異常気象による自然災害や地震などに備えるため、2022年度に9台、2024年度には16台を対象に、冬期間のみのレンタルから通年型のリース契約へと変更。
 制限付き一般競争入札(総合評価)を実施の結果、災害時を想定した除雪機械の分散配置、担い手育成に向けた運転技術講習会の開催など、たけふ未来の提案内容が高く評価され、委託先に決定した。財政負担が変わらない一方、災害対応力や除雪体制の強化につながると大きな期待が寄せられている。
 降雪期を前に武生中央公園の噴水広場周辺で開かれた出動式には、山田賢一市長、松村英行建設部長、たけふ未来の山本達雄代表、山田秀毅業務委員長、西尾等総務委員長らが出席。
 山田市長、山本代表の挨拶に引き続き、日本キャタピラーの技術担当者が除雪車の取り扱いを説明。最後に、号令がかかると、噴水の周囲に円形に配置された除雪車25台に操縦者が一斉に乗り込み、順次出動した。

hokuriku