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日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/11/27

【埼玉】埼玉橋梁メンテナンス研究会、本年度3回目の技術研修会を開催

 埼玉橋梁メンテナンス研究会は19日、本年度第3回目となる橋梁メンテナンス技術研修会を、さいたま市内の埼玉会館で開き、参加者は橋梁保全について理解を深めた。
 同研究会は、埼玉大学研究機構レジリエント社会研究センターを中心に、ものつくり大学、関東地方整備局大宮国道事務所、県土整備部、埼玉県建設コンサルタント技術研修協会で構成している。
 研修に先立ち、同研究会代表で埼玉大学の牧剛史教授は「現在、橋梁保全は全国的な課題となっており、地域ごとの特性を考慮した対応が重要。本日の研修会では、多くの知識を得るとともに、参加者同士の交流を深めてほしい」と呼び掛けた。
 研修へと移り、まず関東地方整備局道路部の野坂周子部長が、関東地方整備局の道路政策の最近の動向について講演。続いて、プレストレスト・コンクリート建設業協会保全補修部会副部会長の古賀友一郎氏(三井住友建設)が、コンクリート橋の保全(その2)について。埼玉大学の松本泰尚教授が、橋梁メンテナンスへの振動特性の活用。さらに、土木研究所構造物メンテナンス研究センター橋梁構造研究グループ上席研究員の大住道生氏が、道路橋の耐震補強と震後点検の考え方をテーマに、それぞれ説明した。
 研修の最後に、埼玉県建設コンサルタント技術研修協会の小山一裕会長が、講師と参加者に感謝の言葉を述べた。

提供:埼玉建設新聞