横浜市にぎわいスポーツ文化局と都市整備局は、初黄・日ノ出町地区(中区)の高架下活用などに地域や京浜急行電鉄と連携して取り組むパートナー事業者の公募を検討する。地域再生まちづくり事業の一環。事業手法を精査するため、12月に公民グループ対話を開く。2025年3月ごろにサウンディング調査を実施した上で同年上半期に実施方針を決め、下半期にパートナー公募を始めるスケジュールを想定している。
市では、かつて違法な飲食店が多数立地していた初黄・日ノ出町地区の再生に取り組んでいる。「アートによるまちづくり」をテーマに、京急本線・日ノ出町駅〜黄金町駅の高架下にあるスタジオや周辺の空き店舗などを活用して、誰もが安心・安全に歩ける街となるよう環境整備を進めてきた。
今回は、これらの施設をアート以外の新たな手法で有効活用できないか検討する。さらなる安心・安全なまちづくりや地域貢献、にぎわいづくりを地域と連携しながら実現したい考え。
公民グループ対話で活用のアイデアや、事業採算性、課題、参画の可能性などについてヒアリングする。
高架下スタジオとして提供可能施設は次の通り(@規模A建築年)。この他、都市整備局が民間から借り上げ・買収、活用している小規模店舗などが81件ある。
▽日の出スタジオ(日ノ出町2ノ145地先)=@鉄骨造平屋約210平方bA08年
▽黄金スタジオ(黄金2ノ7地先)=@木造平屋約299平方bA08年
▽Site―A(黄金町1ノ6地先)=@鉄骨造平屋約145平方bA11年
▽Site―B(黄金町1ノ4地先)=@鉄筋コンクリート造平屋約103平方bA12年
▽Site―C(黄金町1ノ4地先)=@鉄骨造平屋約96平方bA12年
▽Site―D(黄金町1ノ2地先)=@鉄骨造平屋約145平方bA11年
提供:建通新聞社