徳島県は、藍場浜公園西エリアに整備する「新ホール」早期整備プラン策定等支援業務を12日付で空間創造研究所(東京都渋谷区)に委託した。新ホールの早期整備に向け、県に対し民間事業者の専門的見地からの情報収集、早期整備プラン策定への支援を行う。履行期間は2025年1月31日まで。県は本年度内の事業者選定開始と25年度早期の設計着手を目指している。
県は、別途委託中の業務で25年1月15日までに敷地平面図を得る予定。設計費は9月補正で25〜26年度債務負担行為限度額7億5000万円を計上済み。既に早期整備プランで、設計施工一括も含めた発注手法を検討することを公表している。
早期整備プランでは施設の規模・構成、整備手法、整備スケジュールなどを策定する。同プラン支援業務を公募した際、おおむね1000席以上の観客席確保を条件としていたことから、同規模以上が確保される見通し。
県は6月議会で、藍場浜案として試算した規模を公表している。規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ約1万1400平方b。客席は3層で固定席1504席+α。あわぎんホールを含む搬入・搬出メリットと+αで50〜60席程度の可能性を述べていた。概算で本体工事費約142億円と関連工事費約12億円。設計期間約1年6カ月、施工期間約2年10カ月、計画改定・合意形成・事業者選定期間5〜6カ月と見ていた。建設地は徳島市藍場町1。
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建通新聞社