かほく市は、能登半島地震で液状化の被害を受けた大崎地区の対策工事へ向け、12月補正予算案に工法を検証する実証実験の実施設計費1595万円を盛り込んだ。来年度に準備工事を経て実験に着手、地下水位の低下や井戸水への影響、地盤沈下の有無を観測する。
国土交通省の調査によると、液状化で地盤が横方向に大きくずれ動く「側方流動」が起きた大崎地区の対策範囲は約44ヘクタール。実験は砂などを圧入し地盤強度を高める「地盤改良工法」と、道路下に集水管を設置し宅地の水位を下げる「地下水位低下工法」の2工法を2カ所ずつ場所を選定して実施する。
市は実証実験と並行し、地元での説明会を複数回開催し、住民合意を進める。2027年度までの工事着手を目指す。
一般会計11億9500万円(累計239億3500万円)の12月補正予算案は25日開会の市議会12月定例会に提出された。教育庁舎として活用する旧北國銀行宇野気支店の改修費6900万円や、市内全6小学校体育館の空調整備設計費3495万8000円、七塚小、宇ノ気小プール改修費7216万円、介護基盤施設整備補助金7320万円などを計上した。
債務負担行為では、総合体育館整備・運営事業について、河北台健民体育館と七塚武道館の解体費増額分2億6300万円を設定した。