北陸地方整備局は22日、「能登海上保安署外2件(24)敷地調査業務」の簡易公募型競争入札(総合評価落札方式)を公告した。12月3日まで参加表明書、来年1月9日まで技術提案書を受け付ける。開札は同24日。能登半島地震で被災した能登海上保安署(能登町小木)の移転新築や、輪島地方合同庁舎(輪島市鳳至町)の増築などに向けた測量やボーリングを実施する。
入札に参加できるのは地質調査業務の認定を受け、北陸地方整備局管内に本店、支店、営業所のいずれかがある単体企業か設計共同企業体。
能登海上保安署(RC造2階建て延べ195平方メートル)は地震により傾斜や建物下に空洞が生じる被害が出た。これを受け、能登町宇出津の敷地1588・4平方メートルに移転新築する。
輪島地方合庁(RC造4階建て延べ2529平方メートル)で計画する増築棟には、杭基礎などが甚大な被害を受け、現在敷地内の仮庁舎で業務を行っている輪島税務署(輪島市河井町)が入居する。
このほか、金沢駅西合庁(金沢市西念)について、地震で傾いた渡り廊下の改修へ向けたボーリングも実施する。履行期間は来年7月31日まで。