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みどり市（須藤昭男市長）は22日、12月補正予算案を明らかにした。小中学校10校の体育館に空調設置を計画し、工事費および設計業務委託料などに約４億円を計上。12月中に設計業務を随意契約で委託し、年度内に一般競争入札で工事の公告を目指す。工事は２０２５年度の夏までには完了させたい考え。工事費は小学校分が２億５１００万円、中学校分は１億４９００万円を計上し、繰越明許費に設定した。このほか、西鹿田グリーンパーク整備で工事費を追加している。
空調設置は近年の猛暑などによる異常気象の影響から、熱中症対策や学校運営の効率化などのために実施。スポット空調方式の空調をすでに設置済みの大間々東中学校、あずま小中学校を除く市内全小中学校に設置を行う。
対象の学校と台数は◇笠懸小学校＝７台◇笠懸東小学校＝６台◇笠懸北小学校＝６台◇笠懸西小学校＝７台◇大間々北小学校＝６台◇大間々南小学校＝７台◇大間々東小学校＝７台◇笠懸中学校＝10台◇笠懸南中学校＝10台◇大間々中学校＝８台−。設置予定台数はアリーナの面積などにより検討を進めており、現段階で１１５�uに１台として計算した場合の数としている。各校の概算工事費は３３００万円から５３００万円となり、受電設備の増設も予定。設置箇所は左右のキャットウォークにて行う。
工事に向けた設計委託料は小学校分が１７６８万８０００円、中学校分は１０２８万５０００円。施工管理委託料は工事費とともに繰越明許費に設定し、小学校分が５９０万円、中学校分は３５０万円を計上した。
西鹿田グリーンパーク整備事業では、県が施工予定としていた盛土造成工事などを市が発注する公園整備工事と一体的に施工するため、工事費の増額を実施。１億７５７４万９０００円を計上した。
道路橋梁災害復旧事業には工事費５００万円を計上。災害復旧は東町萩原（関守）地区において、９月15日の豪雨によって市道の路肩が崩落する被害が発生したために現状復旧を予定している。
このほか、農地等整備事業とし、用水路等清掃業務委託料および農地等補修工事費にそれぞれ１００万円を計上した。
一般会計予算は28億８７２８万４０００円を追加し、総額３１８億９７３万６０００円とした。