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　県教育庁生涯学習課は、「未来につなぐＪＯＭＯＮ」世界遺産魅力アップ事業として整備する県道十二所花輪大湯線の付け替えに関し、来年度当初予算案に地質調査費を要望する。８年度も地質調査を行い、９年度から橋梁と道路の詳細設計に着手する。詳細設計の脱稿後、用地補償を進め、13〜14年度に工事を行う方針。業務委託や工事発注は鹿角地域振興局が行う。

　同路線は、北側で市道花輪小坂線、南側で市道浜田二本柳線と接続。大湯環状列石群の間を通り、東側に野中堂環状列石、西側に万座環状列石がある。遺跡の保全や景観改善を図り、遺跡を一体化して観光できるよう、現道（Ｌ900ｍ）を東側に迂回させて延長約2,800ｍ（Ｗ８ｍ）の道路を新設する。道路予備設計と道路概略設計はセントラルコンサルタントが担当した。

　付け替えるルートは草木川を２度横断するため、北側と南側にそれぞれ橋梁を新設する。北側は橋長125ｍ（Ｗ８ｍ）、橋台２基、橋脚２基で支間長は41ｍ〜41.7ｍ。南側は橋長100ｍ（Ｗ８ｍ）、橋台２基、橋脚１基で支間長は49.35ｍを想定。北側の橋梁をセントラルコンサルタント、南側の橋梁を復建技術コンサルタントで予備設計を進めており、橋長や橋種、道路との接続部分の形状などについてまとめている。

提供：秋田建設工業新聞社