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建通新聞社(神奈川)
2024/11/18

【神奈川】上半期県内生コン 5・2%減の189万㎥

 全国生コンクリート協同組合連合会・工業組合連合会が作成した出荷実績によると、神奈川県の2024年度上半期の生コン総出荷数量は189万7294立方bだった。官公需の落ち込みが影響し、23年度同期に比べ5・2%の減少となった。
 発注先別に見ると、民需が168万0767立方bで4・4%増加した一方、官公需は21万6527立方bで44・9%減少した。
 総出荷のうち88%を民需が占めており、国内全体の71%よりも高い。民間工事が県内の需要を支えていることが分かる。受注先が100%民間企業と思われる非組合員については66万立方bを出荷し、前年同期に比べ7・5%の増加を示した。
 一方、神奈川県内生コンクリート5協同組合の出荷実績を見ると、神奈川協組と横須賀協組を除く3協組が23年度上半期の出荷実績を下回り、13%減の123万0990立方bとなった。特に第2四半期(7〜9月)は17・4%減(59万3285立方b)と落ち込んだ。
 協組別に見ると、前年度からの増加率が最も高いのが横須賀協組で、7万0815立方bを出荷し、7・6%の増加。5協組中で唯一、需要想定(6万6000立方b)を上回った。
 神奈川協組は1・3%増の49万6834立方bだった。ただ、4〜7月は4カ月連続で前年を上回ったものの、8月は9・1%減、9月は27・4%減となり、需要想定の62万立方bに対し、19・9%減で着地した。
 玉川協組は9月を除いて前年から減少し、8・1%減の29万9091立方b。湘南協組と神奈川西部協組は6カ月連続で前年を下回り、それぞれ29万4747立方b(31・7%減)、6万9500立方b(32・4%減)の実績となった。
 下半期の需要想定は5協組全体で150万9000立方b。協組別に見ると、神奈川協組が58万立方b、湘南協組が40万立方b、玉川協組が35万5000立方b、横須賀協組が7万6000立方b、神奈川西部協組が9万8000立方bとなっている。

提供:建通新聞社