井川町総務課は、日本国花苑の再整備に関し、宿泊棟建設に向けた設計委託費を12月補正予算案に計上する。予算化後12月中に指名し、年度末の履行期限でまとめる。約1,000uの敷地内に1〜2階建ての規模を想定しており、設計で詳細な規模を検討する。当初予算案に工事費を要望し、来年4月頃に建設工事を発注する予定。今年度は敷地造成工事を発注し進めている。
再整備事業は、開苑から50年以上を経過し施設や設備の老朽化が進んでいるため、既存施設の改修や施設新設などを複数年で行い、井川町への来訪者の増加や地域の活性化を目指すもの。昨年度は整備計画策定をむつみ造園土木に委託しまとめた。
計画によると、国花苑内の南東側にあるキャンプ場の一部を造成して宿泊棟を建設するほか、出入口側の駐車場増設、芝生広場にある野外ステージの修繕、テニスコートに隣接しているふれあいプラザ管理棟の改修などを行う。
先行して着手する宿泊棟については今年度、緑設計で敷地造成設計をまとめ、10月からは約1,000uの造成工事をむつみ造園土木の施工で進めている。12月補正予算案に設計費を計上し、設計で詳細な施設規模を検討する。工事は7年度に発注する予定。
日本国花苑は、国内各地から集めた桜が植樹された総面積約40haの公園。園内にはグラウンドゴルフ場、遊具などがあるちびっこ広場、テニスコート、パターゴルフ場、バラ園、キャンプ場などが整備されているほか、著名な作家による彫刻の野外展示もあり、レクリエーションの場として利用されている。
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秋田建設工業新聞社