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　愛媛県は、２０２４〜26年度で松山市堀之内にある県立図書館を耐震改修する。利用者の安全・安心の確保と施設の機能向上を目的に、耐震改修やトイレの洋式化、外壁改修などを実施する。10月31日付で休館しており、今後は蔵書や事務室機能を仮設図書館（アイテムえひめ３階）へ移転させる。工事については建築と設備を分離し、１月の一般競争入札を見込んでおり、早ければ年内にも工事を発注する方針。
　現図書館の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）地下１階地上５階建て（塔屋付き）延べ５７１５平方�b。１９７５年建築の施設で耐震性能を満たしておらず、老朽化に加え、施設の狭隘（きょうあい）化も課題となっていることから耐震改修と機能向上改修を目的に整備することにした。
　耐震改修では、耐震壁・鉄骨ブレースなどの増設や既存壁の補強を施す。機能向上改修では、利用環境改善対策としてトイレの洋式化や乾式化、照明器具のＬＥＤ化など、老朽化対策として外壁・内壁、床面の改修の他、空調設備改修などそれぞれを行う計画。
　設計はシアテック（新居浜市）が担当。県は24年度９月補正予算に25〜26年度債務負担行為として限度額４億８６９６万円を設定した上で工事費２億２６３２万円を確保している。
　所在地は松山市堀之内。順調なら26年５月までの期間で改修を施し、同年８月のリニューアルオープンを予定している。

提供：建通新聞社