県教育員会と大宮工業高校は9日、さいたま市大宮区のソニックシティでマイスター・ハイスクール事業発表会と感謝状贈呈式を行った。特別な授業を通じて次世代マイスターの育成に協力した新和測機、古郡建設、吾妻工業などに日吉亨教育長が感謝状を贈呈。日吉教育長は「産業人材の育成に多大な貢献」をしたことに謝意を示した。
日吉教育長は同事業について「高校生が自らの興味や関心に基づいて専門的なスキルや知識を深めることを目指す取り組み」と紹介。地元企業との連携を強化して「実践的な学びの場を提供」することが特徴となっている。
受賞者を代表してあいさつに立った古郡建設の古郡栄一社長は「素晴らしい取り組みで、我々としても感謝している。もっと広がったり、継続していくことを祈念している。今後も微力ながらお手伝い、ご協力させていただきたい」と述べた。 マイスター・ハイスクールは、文部科学省の次世代地域産業人材育成刷新事業で、大宮工業高校は指定校となっている。実施期間は22〜24年度の3カ年。産業界の協力を得て、先端産業分野で活躍できる職業人材育成を掲げている。
なお同日はソニックシティで専門高校生によるフェスティバルの第34回埼玉県産業教育フェアが開催された。
9日に感謝状が贈呈された各者は次のとおり。
▽サンステラ▽吾妻工業▽NTTデータ▽大塚商会▽沖電気工業▽クオリティソフト▽新和測機▽日信電設▽日本航空学園▽富士電機機器制御▽古郡建設
提供:埼玉建設新聞