行田市は行田市駅南口のロータリー再整備へ向けて、本年度内に必要な設計をとりまとめる。同駅前で実施中の跨線橋修繕と合わせて、同駅周辺の利便性を向上させる計画。歩車道の段差解消や舗装更新、シェルター整備などを予定しており、設計をまとめた上で来年度に施工する流れを目指す。
市の玄関口でもある行田市駅の環境改善に向けて必要な工事を行う。現在の広場線形はおおむね維持しながら、利便性の向上につながる工事を進めるイメージ。
当初計画では、工事内容として▽歩車道の舗装全面打ち換え▽歩道・車道間の段差解消▽照明施設更新▽ハトのふん害対策――などを想定。共和コンサルタント(さいたま市、電話048−829−2401)が調査測量設計を実施している。
設計を進める中で、広場内のシェルター2基が現行の基準に適していないことから更新する運びとなった。現況の2基を更新するとともに、広場内にある別のバス停留所へシェルター1基を新設する計画。同時に、身体に障害のある利用者が安全にバス乗り場を利用できるよう、昇降スペースを確保する見通しだ。
シェルター整備に関しては、歩車道の舗装更新とは別に業務委託する。本年度内に仕様をまとめた後、2025年度に全ての工事へ取り掛かる流れを目指している。
提供:埼玉建設新聞