熊谷、深谷、本庄、行田の4市長は12日、県北部地域国道17号バイパス(深谷バイパス・上武道路・本庄道路)の早期整備を求めて国土交通省と財務省に要望書を手渡した。暫定2車線で供用中の深谷BP(10・6q)を早期に4車線化することなどを求めた。
国交省は道路局の佐々木俊一次長らが応対。財務省は小泉龍司議員の協力を得て、主計局の尾身伴則主査に説明した。
要望は小林哲也熊谷市長、小島進深谷市長、吉田信解本庄市長、行田邦子行田市長が揃って行った。県土整備部も同行。 17号BPの整備について「交通渋滞緩和はもちろん、物流の円滑化による生産性向上、沿線の産業活動支援や雇用促進といった地域の活性化、また災害時の緊急輸送道路の確保といった観点から、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するために必要不可欠」と考えている。 このため「将来的な本線部(高規格道路)の整備、現在事業中の本庄道路はもちろん、接続する深谷BPおよび上武道路の4車線化整備による幹線道路ネットワークの構築は極めて重要」と求めた。
主な要望内容は次のとおり。
【深谷バイパス】
暫定2車線区間について、新規事業化し早期に4車線化を図ること
【上武道路】
新上武大橋を含む埼玉県内の暫定2車線区間について、早期に4車線化を図ること
【本庄道路】
本庄道路T期区間・U期区間について、深谷バイパスの4車線化までに早期完成を図ること
提供:埼玉建設新聞