浦安市は、猫実3丁目および4丁目のうち新中通り周辺について、土地区画整理事業など密集市街地の解消に向けた整備を検討している。14日に「新中通り周辺の整備に向けた調査業務委託」の一般競争入札を公告した。密集市街地の整備課題の設定、前提条件の整理、調査および課題解決のためのシミュレーションを行う。委託期間は、契約締結日の翌日から2025年3月31日まで。
調査対象地は、新中通り周辺A街区(西)0・68ha、新中通り周辺A街区(東)1・9ha、新中通り周辺B街区1・05ha。猫実A地区土地区画整理事業および掘江・猫実B地区土地区画整理事業の区域に隣接し、A街区(東)とB街区は重点密集市街地となっている。
掘江・猫実B地区土地区画整理事業を完了し、猫実A地区土地区画整理事業について年度内の完了が予定されていることを受け、新中通り周辺の整備に着手することとした。
調査業務委託の入札においては、19〜21日までの参加申請期間、26〜28日の入札書提出期間を経て、28日のうちに開札する。予定価格は407万円。
業務内容は、計画準備、土地登記簿の調査、建物登記簿の調査、意向確認内容の検討、報告書の作成、打ち合わせ。
具体的には、新中通り周辺の現況を把握するため、23年度の「猫実A地区土地区画整理事業推進業務」における調査結果および課題を確認し、▽接道状況(現地踏査)▽土地の権利状況(公図、土地の全部事項証明書)▽建物の権利状況、建築年数、構造(建物の全部事項証明書)▽接道不良住宅戸数率▽老朽住宅戸数密度――などについて調査を行う。
さらに、25年度に実施予定の対象権利者に対する意向確認について、内容の検討を実施する。