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日刊建設工業新聞
2024/11/14

【鳥取】ゼロ県債に20億円程度/「11月補正」編成作業/県土整備部

 県土整備部が「11月補正」に盛り込むゼロ県債(債務負担行為)は20億円程度で固まりそうだ。例年並みの規模で、同部は月末に開会予定の11月県議会に提案し、年明けから年度末にかけて発注する。
 翌年度予算を先食いするゼロ県債は、防災・減災事業を中心に完成が急がれるカ所を抽出。年度末までに執行することで、「発注の平準化」につなげる狙いがある。
 ただ、政府の経済対策に伴う補正に動きがあり、今後一部は財源の有利な国補正に振り替える可能性もある。
 道路事業は10億円規模。国道改築では国道373号・福原の大型ブロック積みに1億1000万円を充てて完成を見込む。主要地方道鳥取鹿野倉吉線・坂本バイパスは下部工に1億円。主要地方道鳥取鹿野倉吉線・高住―良田工区は迂回路の整備に5000万円を前倒しする。
 河川事業は4億8000万円を計上し、東部、中部沿岸のサンドリサイクル事業を発注するほか、野坂川などの予防保全事業を促進する。砂防事業の2億円は、小規模砂防や単県急傾斜地対策をそれぞれ進め、砂防の新規事業化に向けた調査は下蚊屋地区(江府町)を対象に設計費1000万円を手当てする。
 また、港湾・漁港には2億6000万円。網代漁港ほか鳥取港などで、春先の海上静穏度が高い時期に浚渫工に取り掛かる。

日刊建設工業新聞