横浜市は、市内小・中・高校・特別支援学校にPPA(電力購入契約)で太陽光発電設備と蓄電池を導入する事業者をTNクロス(東京都千代田区)に決めた。公募型プロポーザル方式で選定。2025〜27年度に50校を候補として詳細調査と導入工事を進め、26年3月以降に電力供給を順次始める。事業期間は最長20年間。
市では、21年度から市立学校を対象にPPAによる再生可能エネルギー設備の導入を進めている。今回は第3弾として、今後20年間は建て替え予定がない50校を候補に事業を実施する。
TNクロスの提案によると、1校当たりの出力は太陽光発電設備が平均で約95`h、蓄電池が約12`hアワー。蓄電池は50校全てに設置する。晴れている昼間は発電した電力を学校で使用して、余剰分を蓄電池に充電。非常時には職員室のパソコンや防災行政無線などに電力を使えるよう、コンセントを設置する計画だ。
候補校は次の通り。
【鶴見区】寺尾中学校▽潮田中学校▽末吉中学校▽矢向中学校▽上の宮中学校▽潮田小学校▽馬場小学校▽生麦小学校▽入船小学校▽鶴見小学校▽岸谷小学校▽下末吉小学校▽東高校
【神奈川区】浦島丘中学校▽栗田谷中学校▽六角橋中学校▽子安小学校▽浦島小学校▽白幡小学校▽中丸小学校▽大口台小学校▽南神大寺小学校▽盲特別支援学校
【西区】岡野中学校▽老松中学校▽稲荷台小学校
【中区】港中学校▽本牧南小学校
【南区】永田中学校▽共進中学校▽蒔田中学校▽南が丘中学校▽南中学校▽六ツ川中学校▽永田台小学校▽六つ川西小学校
【保土ケ谷区】新井中学校▽西谷中学校▽保土ケ谷中学校▽宮田中学校▽岩崎中学校▽峯小学校▽岩崎小学校▽富士見台小学校▽常盤台小学校▽初音が丘小学校▽坂本小学校▽桜丘高校▽ろう特別支援学校▽上菅田特別支援学校
提供:建通新聞社