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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/11/15

【群馬】今井簡易水道配水池築造工事を25年度発注


嬬恋村は、今井地内で行う今井簡易水道配水池築造工事について、早ければ2025年度早期にも発注、配水池の建設および、地盤改良工、擁壁工事、滅菌室の設置などを予定する。入札方式は検討中。設計は協和設計事務所(前橋市)が進めている。また、配水池完成後の26年度に管路の付け替え工事を予定しており、25年度は詳細設計を委託する。
配水池築造工事は、今井諏訪神社(今井812)北西側に位置する既存配水池の老朽化が進み経年劣化により破損の可能性が高いことに加え、耐震化も未実施であることから移設を行うもの。現存の配水池は1952年竣工のRC造、容量は38tとなっている。
新配水池は既存池の南西側へ建設する。敷地面積は300u以内で、容量は80t以内を予定している。構造はRC造やステンレスなどを検討。湧水を活用するために2m×2mの滅菌室を設け、機械設備を設置する。また、地質が脆いことから地盤改良工の実施を見越しており調査を進めている。必要性が認められれば、追加して基礎工事なども実施する。このほか、切土や盛土を行い、一部で種子吹付工などを想定している。
2023年度は、大笹地内で中原山梨簡易水道配水池築造工事を実施した。設計は協和設計事務所が手掛けており、工事は指名競争入札で大久保産業(嬬恋村)が受注し、予定価格は8432万円だった。同配水池は容量は85tの全溶接型ステンレスパネル配水池仕様となっており、今回整備を計画している今井簡易水道配水池も同規模となる見込み。
なお、新たな配水池を整備した後、旧中原山梨配水池および今井配水池は、解体撤去することとしている。
村では今後も、配水池や管路および水管橋の老朽化の正確な把握を行い、計画的な管路更新と維持管理を実施して、陥没事故などの未然防止と施設の長寿命化を図っていく。