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　神奈川県県土整備局と企業庁が２０２３年度に執行した工事系委託の平均落札率について、ともに22年度の平均落札率を上回ったことが分かった。県土整備局では０・３ポイント上昇の83・５％、企業庁では０・４ポイント上昇の84・３％だった。県が設定する最低制限価格率の平均も年々上昇しており、県土整備局は過去５年間で最高の82・１％、企業庁は82・２％だった。
　県土整備局が契約を締結した工事系委託は９２６件で、前年度から１２９件増加した。平均落札率は83・５％で、前年度比０・３ポイントの上昇。
　発注方式別に見ると、条件付き一般競争入札は前年度比１２４件増の７７０件で、平均落札率は83・１％（前年度比０・４ポイント上昇）。いのち貢献度指名競争入札は前年度比10件増の１００件あり、平均落札率は83・２％（同０・２ポイント減少）。指名競争入札は前年度比５件減の56件で、平均落札率は前年度から２ポイント上昇した89・６％だった。
　最低制限価格率の平均は、条件付き一般競争入札が82・２％、いのち貢献度指名競争入札が82・３％、指名競争入札が80・５％だった。
　入札不調と応札なしをまとめた入札不成立件数は全体で29件あり、前年度から４件の増加。不調が13件、応札なしが16件だった。

〜企業庁の平均落札率は84・３％〜

　企業庁が契約を締結した工事系委託は76件で、前年度からの件数の増減はなし。平均落札率は84・３％で、前年度比０・４ポイントの上昇となった。
　発注方式別に見ると、条件付き一般競争入札は前年度比５件増の62件で、平均落札率は84・５％（前年度比１ポイント上昇）。いのち貢献度指名競争入札は前年度比３件減の10件あり、平均落札率は83％（同１・１ポイント減少）。指名競争入札は前年度比２件減の４件で、平均落札率は85・７％（同１・３ポイント減少）。
　最低制限価格率の平均は、条件付き一般競争入札が82・３％、いのち貢献度指名競争入札が82％、指名競争入札が81・５％だった。
　入札不成立件数は前年度比２件減の３件。不調は０件、応札なしが３件だった。

提供：建通新聞社