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建設新聞社
2024/11/14

【東北・岩手】12.88億で五洋建設/WTOの蟇目大橋A2工事

 東北地方整備局は、岩手県宮古市の国道106号に建設する蟇目(ひきめ)大橋(仮称)のA2橋台下部工工事の施工者を五洋建設に決めた。WTO対象一般競争入札で10月25日に開札し、1落の12億8800万円、評価値14・6350で決定した。予定価格は13億9002万円、調査基準価格は12億7881万円。段階的選抜方式で、総合評価は技術提案評価型S型を採用した。
 入札者は五洋建設、西武建設、矢作建設工業、竹中土木、戸田建設、ノバック、青木あすなろ建設、新井組、大本組。このほか無効が若築建設、村本建設。不参加が淺沼組、森組、橋本店。また1次審査の非選抜者は前田建設工業、りんかい日産建設、清水建設、大日本土木、東急建設、森本組、東洋建設、鴻池組、三井住友建設、佐田建設、錢高組。全体で25社が申請した。
 蟇目大橋は、宮古市田鎖〜蟇目地内に設ける宮古盛岡横断道路・田鎖蟇目道路に構築する橋梁(2号橋)。終点西側の宮古市蟇目地内で、閉伊川と付替国道106号を跨ぐ。
 橋梁は鋼3径間連続細幅箱桁(RC床版)で、橋長228b、有効幅員12〜30b。支間長は69b+87b+69b。架設工法はクレーンベント工法を予定している。詳細設計は復建技術コンサルタントが担当した。下部工は、橋台が逆T式(A1)とラーメン式(A2)。橋脚は壁式(P1)と張出式(P2)の2基。基礎は4基とも場所打杭。
 工事内容はA2橋台の構築で、橋台工1基と仮設工一式。主要資材はコンクリート約8500立方b、鉄筋約500d。工期は2028年10月10日。基礎杭はφ2000_b×長さ15bを45本。躯体高は19bで計画している。
 田鎖蟇目道路は20年度に事業化。延長7・2`bで2車線、幅員は13・5b。東側の起点部は宮古市田鎖地内で宮古西道路・宮古田鎖ICから西進する。現道106号の南側に道路を新設し、トンネル4本と牛伏IC(仮称)などを設置。西側の終点部は宮古市蟇目地内で蟇目ICに接続する。
 なおP1橋脚工事を本局が公告中で、25年2月13日に開札予定。