三種町上下水道課は、芦崎地区農業集落排水の下水道接続に関し、7年度に実施設計と地質調査をそれぞれ委託。接続管新設の基本設計をオリジナル設計で進めており、8年度の着工、9年度の事業完了を目指す。下水道事業ではストックマネジメント施設計画に基づき、7年度に老朽管渠改修やマンホールポンプ更新を予定している。
農業集落排水は芦崎地区、大又地区、外岡・羽立地区、下岩川地区の4地区。このうち芦崎地区は平成9年に計画処理人口約960人規模で供用を開始した。処理施設(芦崎字芦谷地292)が老朽化しており、施設更新の費用と比較した結果、公共下水道に接続する方針となった。処理施設から北側大口地区の最南端にあるマンホールまで、延長約3,000mに接続管を新設し、下水道と統合する。
対象区域は芦崎字入口、同字芦崎、入口岱、屋布台、芦谷地、大谷地、砂間沢、大谷泊、追泊で、5年度末の人口は507人。計画処理人口は約510人を予定している。
このほか、下水道事業のストックマネジメント整備として、7年度に老朽管渠の改修とマンホールポンプ3基の更新を予定。管渠は、温泉の排水で他地区より腐食が早い森岳温泉街で延長141mを改修する。マンホールポンプは琴丘地区で2基、山本地区で1基を更新する。
ストマネの全体計画は、点検結果を踏まえ延長230mの老朽管渠改修、マンホールポンプ10基とマンホール蓋45基の更新、マンホール15基の改築を行うもの。このうち管渠改修とマンホール改築はすべて、塩分濃度が高い森岳温泉の排水がある山本地区となっている。
提供:秋田建設工業新聞社