名古屋鉄道(名鉄)は11月8日、本社機能を移転すると発表した。同日に開いた決算会見後、同社の崎裕樹社長が明らかにした。2025年1月から、現在、名鉄バスターミナルビル内に置く本社機能の全てを移転する方針。
移転先は、中村区名駅4ノ8ノ26の「エニシオ名駅ビル」。移転後のフロア構成などについては後日、発表するとした。名鉄は移転の理由について「快適なオフィス空間の実現と、従業員エンゲージメントの向上のため」としている。
現在、名鉄が本社機能を置く名鉄バスターミナルビル(名鉄百貨店本店メンズ館)は、名古屋駅周辺における再開発事業の対象エリア。移転後のフロアの活用方法について、名鉄は「未定」としているものの、グループとしては使用しない考えを明かしている。
同事業は、名鉄百貨店本店本館から日本生命笹島ビルまでの約400b区間が対象。24年度内に計画の方向性を示す方針となっている。
提供:建通新聞社