公益財団法人・滋賀食肉公社は、機能維持・向上のため滋賀食肉センター冷蔵保管施設の増築工事を計画している。第1期と第2期に分割して施工。第1期工事の着手時期は2026年(令和8年)2月頃を見込む。予定工事費は、第1期が約7億2400万円、第2期が約4億3600万円。
滋賀食肉センター(近江八幡市長光寺町1089番地4)は「近江牛」をはじめとする滋賀県唯一の食肉流通拠点。既存工場棟はS造2階建、延6337・61平方b(敷地面積2万8016・75平方b)。計画では、センターにおける牛枝肉の冷蔵保管施設および出荷場を増築する。その他、増築棟建設に伴い必要となる既存施設の改修および既存分電盤の一部改修などを行う。
工事内容は、牛冷蔵庫、出荷場(荷捌)の増築。構造・規模は、S造平屋建、増築全体約623平方b(第1期工事396平方b+第2期工事227平方b)。増設する冷蔵保管施設は、第1期が牛枝肉48頭分、第2期が牛枝肉72頭分。工事種別は▽建築工事(特殊機械設備工事〔レール〕、外構工事含む)▽電気設備工事▽機械設備工事(防熱設備工事〔冷蔵庫〕含む)―。
第1期工事の竣工(27年〔令和9年〕1月頃)後、冷蔵保管施設を数年間供用した後、第2期工事(第1期工事と第2期工事の接続部壁面の除却を含む)の着手時期を検討したうえで、第2期工事を進めることにしている。
基本設計業務は、計画工房I.T(彦根市)。
提供:滋賀産業新聞