2月に閉店した「イオン今池店」の跡地で計画されている開発の一部が、分かった。東急不動産(大阪市中央区)と関電不動産開発(大阪市北区)、総合地所(東京都港区)の3者が、敷地の東側を活用して分譲マンションを開発する。着工は2025年3月下旬を予定している。
規模は鉄筋コンクリート造20階建て延べ1万3780平方b、高さ59・9bを想定。総戸数は157戸。詳細は検討中としているものの、間取りはファミリーやDINKS向けの2LDK、3LDKが中心。一部には、単身向けの住戸も整備するもようだ。
敷地面積は2129平方b、建築面積は1150平方b。駐車場は88台分を設ける見通し。
完成は28年3月下旬を予定。設計は長谷工コーポレーション大阪エンジニアリング事業部(大阪市中央区)、施工は同社名古屋支店(名古屋市中区)が担当している。
建設地は、イオン今池店跡地東側一帯の、名古屋市千種区今池5ノ1301ノ2他。跡地西側の開発について、東急不動産は方針を固めたことを認めたものの、現時点で「計画については非公表」とした。
同地では現在、総合地所により店舗建物の解体が進められている。施工は光(名古屋市港区)が担当しており、25年2月末に完了する予定。
イオン今池店は1969年11月に「ダイエー今池店」として開業。完成から50年以上が経過し、施設の老朽化により一時休業を決めた。同店舗を運営していたイオンリテール(千葉市美浜区)は名古屋市への届け出の中で、閉店理由を「店舗建て替えのため」としている。
提供:建通新聞社