北秋田地域振興局建設部は、4年度から整備を進めている県道大館十和田湖線・雪沢工区改築に関し、バイパス区間に架設する(仮称)雪沢橋の上部工や、橋梁前後の道路改良(L200m)などの工事費を来年度当初予算案に要望する。雪沢橋は橋長45.1m、幅員8.5m(車道W6m)の鋼単純箱桁橋。橋梁および道路の各設計はセントラルコンサルタントが担当した。下部工は4〜5年度に整備済み。
大館十和田跨線の大館市雪沢地区では、急カーブや狭あい区間が連なっており事故が多発している。雪沢工区では大館市雪沢字大滝〜小雪沢の延長2,930mで延長620mのミニバイパスを新設し、2,310mを拡幅して解消を図るもの。総事業費は約12億3,000万円で、事業期間は10年度までを予定している。
ミニバイパス(L620m)の築造を先行して行い、バイパス区間内に(仮称)雪沢橋(L45.1m、W8.5m〔車道W6m〕、逆T式橋台、鋼単純箱桁橋)を架設する。今年度は盛土や側溝などを進めており、来年度は雪沢橋の上部工や、橋梁前後の道路改良200mなど実施する。
拡幅区間は延長2,310mで、既存の小雪沢橋(昭和61年架設L36.98m、W9.2m〔有効W8m〕、重力式橋台、鋼単純合成鈑桁橋)も合わせて拡幅する。同橋を含む既存の道路は、事業完了後に市道となる見通し。
提供:秋田建設工業新聞社