トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2024/11/11

【群馬】にぎわい創出拠点整備事業で25年度に事業者選定


伊勢崎市は、曲輪町にある約9200uの敷地で計画している中心市街地にぎわい創出拠点整備事業について、2025年度内に事業者を選定することを目指し準備を進めている。PPP/PFIの導入を検討しており、現在策定作業中の基本構想で事業手法の検討を進めているところ。整備する施設は、図書館を中心とした公共施設と民間施設、織物産業伝承施設の複合施設を想定している。
事業箇所は市有地と伊勢崎織物協同組合が所有する土地を合わせた区域。同組合事務所や駐車場のほか、敷地南に市指定文化財のいせさき明治館がある。伊勢崎駅や工事が進む(仮称)子育て包括支援センターが周囲にあり、中心市街地の活性化などを目的に計画された。
これまでに市と組合による基本協定を締結、外部有識者による検討委員会などを実施。意見書などを踏まえて現在も基本構想を策定している。
現段階での基本的な整備方針としては、PPP/PFIなど民間活力の活用を目指している。施設については公共施設と民間施設、織物産業伝承施設による複合施設を整備する、公共施設については、図書館を公共施設の核に位置付けるとしている。
公共施設の核となる新しい図書館については、これまでにアンケート調査や団体ヒアリング、意見交換会などでニーズ把握を実施している。民間施設については、外部有識者からの意見として、企業支援やマッチング次長、コワーキングスペース、チャレンジショップなどの機能を求めている。
24年度は、基本構想の策定に向けて図書館アンケートや民間事業者への市場調査などを実施、年度末までにまとめるとしている。25年度については、事業の実施方針を公表するとともに、事業者の選定手続きに着手したい考え。その後、早ければ26年度には基本設計など事業が本格化する見通し。