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滋賀産業新聞
2024/11/11

【滋賀】高島市 新ごみ処理施設の建設

 高島市環境センター建設課は、新ごみ処理施設建設(安曇川町田中地先・泰山寺区)について、搬入道路のルート6案で比較検討を行っていたが、このほどルート案(現道活用(西)ルート第2案)を決定した。
 ルート帯(現道活用(西)ルート第2案)の概要として、現道の拡幅不足箇所を回避するため、現況の橋にて大筑波川を渡河する案に決まり、整備延長の道路概要は総延長L1260b(557b+泰山寺工区703b)(土工区間1232b×橋梁28b)。切土量はV7130立方b。
 工事期間は、約2年1ヵ月を見込み、概算費用については、工事費4億2600万円など合計約5億円を予定している。
 同課では、運営事業者の選定方法等も検討しており、有力となっている施設発注方式の「総合評価一般競争入札」や、事業方式は「DBO方式」等を決定し、25年度内に事業者の選定を行う考え。その他の詳細等は26年9月をメドに内容を取りまとめる考え。現段階での今後のスケジュールは、25年度に事業者を選定、26年の夏頃から実施設計、27年夏頃にごみ焼却施設の建設工事へと運んでいき、21ヵ月の工事期間を見込んでいる。その後は、29年4月の試運転を経て、同年11月から本稼働、リサイクル施設の建設工事は、29年10月頃から設計・確認申請変更など取り掛かり、30年4月からの工事着手を目指す。工事期間は試運転含む24ヵ月を見込み、32年4月の本稼働を目指していく。また、以前行ったメーカーアンケートの結果では、平均額として建設工事費は、ごみ焼却施設が約81億円、リサイクル施設は約32億円となり、プラスチック選別処理に関する諸費用は約5億円を見込んでいる(全て税込金額)。
 現在は、造成工事の設計を応用地質京滋営業所(大津市)に決め、25年9月末をメドに基本・実施設計(許認可含む)の内容を取りまとめる方向で、造成工事のスケジュールは、24〜25年度で設計に取り掛かり、26年度から工事着手、1ヵ年での完了を目指す。また、地質調査にも着手する予定で、近畿設計測量(大津市)で業務を進めていく。そのほかに、現在取り掛かっている生活環境影響調査は24年度末で完了する見通し。
 なお、ごみ処理施設整備運営事業者選定委員会運営支援業務委託は、パシフィックコンサルタンツ滋賀事務所(大津市)が担当している。

提供:滋賀産業新聞