高岡市と氷見市は、富山県警察本部が高岡、氷見の両警察署を統合する高岡エリアの新たな警察署について、2025年度重点事業に盛り込み、早期の整備などを要望している。
高岡市は安全なまちづくりの推進として新警察署の早期整備を要望する。市では、築50年以上経過して老朽化が進んでおり、県西部の中核を担う警察施設にふさわしい施設の規模と能力、利便性を兼ね備えた警察署が早期に整備されることが望ましいとする。また、設置後30年以上が経過する野村交番の主要地方道高岡環状線沿線への移転も求めていく。
氷見市は、氷見警察署が分庁舎となることから、機能や業務の確保を求める一方、新たな警察署からの到着時間の短縮に向けてアクセス道路の整備促進を要望している。対象となる路線は主要地方道氷見線で、新たな警察署から高岡北インターチェンジ間の幅員が十分確保されていない区間となる。
富山県警察本部では、県警察機能強化推進計画に基づき、再編計画を進めており、県西部の高岡エリアは、27年4月を目途に移転する高岡西部中学校の跡地(高岡市美幸町)が建設地に決まっている。