香川県は、県総合運動公園と県立丸亀競技場の長寿命化計画を改定する。現計画が作られた2016年3月当時から施設や設備の老朽化が進行しており、現状に合わせて計画を見直す。策定調査業務を委託しており、25年1月末にまとめ、庁内で調整した後に約10年間の長寿命化計画として年度末までに策定する。
県総合運動公園と丸亀競技場の、樹木などを除く全ての構造物、工作物を長寿命化計画の調査対象とする。現施設の老朽化状況などを調査し、国の基準に沿って健全度を定めて緊急度を評価し、平準化を考慮した上で緊急度に応じて対策工事を行っていく。
県総合運動公園にある施設は野球場(両翼96b、中堅122b、収容人数2万2000人)、第2野球場(両翼92b、中堅120b、収容人数椅子席400人)、テニス場(砂入り人工芝コート20面、練習用コート1面、収容人数5300人)、相撲場(本土俵1面、屋内練習用土俵2面、収容人数200人)、サッカー・ラグビー場(サッカー105b×68b、ラグビー144b×69b、収容人数1万人)、第2サッカー・ラグビー場(サッカー105b×68b、ラグビー120b×69b、収容人数1600人)、公園管理事務所、遊具、遊戯広場など。1982年7月に野球場が完成し、その後、テニス場やサッカー・ラグビー場、相撲場、園地・園路が91年3月に完成した。
丸亀競技場は鉄筋コンクリート一部鉄骨造延べ3万2736平方bで、メインスタンド棟が1万3651平方b、バックスタンド棟が1万1973平方b、サイドスタンド棟が3257平方b、ペデストリアン・デッキが4801平方b。観客収容数は3万0099人。夜間照明や大型映像装置がある。
長寿命化計画策定調査業務はキタイ設計高松事務所(高松市)が25年1月末をめどに担当する。
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建通新聞社