郡山市は、PFI(BTO)方式の採用を想定する中学校給食センター整備事業で、PFIアドバイザリー等業務の公募型プロポーザルを再公告した。参加表明は15日、企画提案書は21日まで提出する。今月下旬にヒアリングを行い、委託候補者を決定する。
9月27日公告の同業務に対し参加意思表明者がなかったため、スケジュールを見直したほか、業務に組み入れていたモニタリング業務を除外するなど仕様書等を一部修正した。設計モニタリングは2026年8月ごろ、建設・開業準備モニタリングは26〜28年度に別途発注する。
参加形態は単独か共同企業体で@過去5年以内にPFI事業に関するアドバイザリー業務など類似業務の完了実績A1級建築士の配置−などが要件。業務では23年度実施のPPP/PFI導入可能性調査業務の内容確認と整備方針イメージの詳細具現化を図る。供用開始までの詳細スケジュール作成等と実施方針策定等、財源確保、事業者の募集・選定などの総合的支援を行う。提案上限価格3109万4000円(消費税込)。履行期間27年3月31日まで。
直営方式により市内中学校に1万食を提供する中学校給食センター(1972年築、RC造2階建て延べ2222.4u)と第2給食センター(89年築、同延べ3121.1u)の老朽化に伴い、安積町成田字長山ほか地内のAGC郡山カルチャーパーク第3〜5駐車場と未利用地など約1.4haに施設を集約する。8500食の提供を予定。2028年の供用開始を目指す。
想定スケジュールは、25年6月に要求水準案等を公表。同8月に整備・運営事業者の募集を公告し、26年2月に選定する。同年6月に市議会定例会に契約案を上程する。
(提供:福島建設工業新聞社)