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秋田建設工業新聞社
2024/11/05

【秋田】旧角館総合病院の解体をまもなく公告/工事費7.9億円、2または3者JVで

 仙北市の議会臨時会が5日に開催され、庁舎機能の移転・集約として行う旧角館総合病院の病院棟解体費が当初の契約より増額となることから、工事費2億2,702万9,000円を補正で追加し承認された。解体費は7億9,505万9,100円(税込み)を見込み、2者または3者構成JVを参加要件にまもなく公告する。また、機能集約後に解体する田沢湖第2庁舎のアスベスト調査費558万8,000円の債務負担行為も設定。12月から着手するため、早期の公告を予定している。

 庁舎機能の移転・集約は、老朽化により使用困難になると想定されている田沢湖庁舎と西木庁舎の機能を、角館上野庁舎に移転・集約するもの。角館上野庁舎は旧角館総合病院の病院棟を解体、管理棟を改修し整備する。病院棟は10月に解体設計(汎建築設計事務所)がまとまっている。想定よりアスベストが含まれていたことから、アスベスト撤去費が増となり、当初の工事費5億6,000万円から約2億3,500万円の増となった。

 庁舎整備事業の継続費として8億972万5,000円(6年度:2億3,121万6,000円、7年度:5億7,850万9,000円)も設定。解体工事では、建築物・電気・機械設備を対象に全10施設を解体する。今年度に一部、7年7月までに全施設の解体を終える方針。このほか浄化槽3基(本館、腐敗式、増築)の解体と、外構撤去(塀、各種基礎、樹木、外灯)も実施する。また、設計・工事監理(業務費:約1,466万4,100円)も別途、契約する。

 工事契約締結案を12月議会に上程し、議決後に本契約する。12月下旬には、工事に関する住民説明会を開催するほか、年明け1月の広報に工事のお知らせも掲載する。

 今後は管理棟の改修設計が12月にまとまる見通しで、7年2月の着工を目指す。合併特例債を活用するため、8年3月までに整備を終える必要があることから、病院棟解体と管理棟改修を並行して進める。

提供:秋田建設工業新聞社