愛荘町は、「町立ハーティーセンター秦荘(秦荘図書館を含む)」の長寿命化改修工事の実施に向け、今年度、設計を行なう。10月15日に公告した条件付一般競争入札を、11月15日に開札し、担当事務所を決定。今年度末を目途に設計を取りまとめる。順調に行けば来年度(2025年度)に着工する。
ハーティーセンター秦荘(秦荘図書館を含む)は、同町安孫子822番地に、平成6年(1994年)に建設、平成7年4月(1995年)に竣工・開館した文化ホール、各サークル室、図書館からなる複合施設。規模は、RC一部S造4階建、延5523・03平方b。
内部には、文化ホール・各サークル室として▽座席数425席の「大ホール」、▽電動収納式の150席の階段椅子と収納時はフラットスペースとして利用できる「中ホール」、▽アコーディオンカーテンで2部屋に分けられる「楽屋」、▽絵画・書道・写真などの作品展示・発表の場として利用できる「ギャラリー」、▽42畳の和室「大広間」、▽研修室、▽調理実習室―などがあり、図書館(秦荘図書館)部分の面積は1134・35平方b(開架図書室703平方b、書庫90平方b、AVホール、事務室など)となっている。
設計業務では、劣化状況調査業務〜必要となる予防改修工事設計業務を実施。外壁・屋根、舞台吊物機構設備(大ホール・中ホール)、電動式移動観覧席(中ホール)、固定席修繕(大ホール)、自動扉(ドア)閉鎖装置、電気設備・機械設備―等の設計を行なう。
予定工事費は、施工監理費を含め8億6300万円(消費税含む)と見込んでいる。
提供:滋賀産業新聞