日本工業経済新聞社(群馬)
2024/11/01
【群馬】遊覧坂工区で消雪施設更新工事
県沼田土木事務所は、国道120号遊覧坂工区の消雪施設維持修繕事業として行う沼田市鍛冶町地内での無散水消雪施設の更新工事について、11月に条件付き一般競争入札で公告する。工種は土木一式、工期はフレックスを採用し約10カ月を見込んでいる。設計については日本地下水開発(山形県山形市)が担当してまとめた。
更新工事は、消雪施設の老朽化が進み、積雪時充分な効果が発揮できていないため計画。2023年度に工事へ着手した。全体計画では、区画延長1117mとし、ユニットボイラー4基、燃料の地下タンク1基、放熱管の取り付け面積8728・6uを予定している。
今回の発注は、現在施工を進めている箇所の北側の延伸となる延長115mが対象。内容は、配管工、放熱管取り付け工および舗装工を基本としている。
配管工は、水道用PE管φ75oを延長251・6mで施工し、同φ50oで延長208・4mの整備となる。
放熱管は面積829・8uを対象に取り付け工を行う。なお、循環水には、不凍液を採用している。
舗装工事は面積829・8uを対象に、基層工を再生粗粒度アスコン20で厚さ5p施工。中間層工は半たわみ性舗装として、融雪用砕石マスチックを厚さ5pで整備する。また、表層工については、密粒アスコン20改質2を厚さ5pで実施する。
工事は交通誘導員を配置し、片側交互通行で行う。
23年度はボイラー設置工事2基と地下タンク整備、延長83mの消雪施設更新工事を角屋工業(沼田市)が担当して完了させている。また24年度には延長13・9mの消雪施設更新工事を発注しており、萬屋建設(沼田市)が受注して整備を行っている。
今後は、順次発注を進めていく方針で、施工が完了した箇所から稼働を行う。