神奈川県内に主な営業所がある建設コンサルタント・測量業・地質調査業の2023年度の登録業者数は、前年度に比べて16者減(2・6%減)の663者だった。測量業の減少が大きく、14者減の533者。過去20年はおおむね横ばいが続いていたが、06年度と並ぶ落ち込みを記録した。国土交通省がまとめる3業種の登録状況の分析から分かった。
23年度の登録者数は、建設コンサルタントが前年度と比べて1者減(1・1%減)の88者、地質調査業が1者減(2・3%減)の42者だった。
過去20年の推移を見ると、県内の測量業で最も業者数が多かったのは04年度の566者。長年540〜560者程度で増減を繰り返していたが、23年度はこの水準を割り込んだ。測量業の23年度の全国の登録業者は前年度比164者減(1・4%減)の1万1313者。過去20年で最も業者数が多かった03年度は1万4750者で、以降20年連続して漸減傾向にある。
県内の地質調査業は、最も業者数が多かったのは03年度の50者。23年度はこれに比べて8者、16%減った。06年度以降、43〜45者で推移していたが、ここ2年続けて減少した。全国の23年度の業者数は1230者(27者、2・1%減)。最も多い05年度の1390者から160者、11・5%減少している。
県内の建設コンサルタントは、23年度に1者減少。09年度の71者を底に増加が続いていたが、17年度の96者をピークに再び減少に転じている。全国的には23年度の業者数は前年度比1者減の3932者。最も多い05年度の4214者と比べると、282者、6・7%減少している。
提供:建通新聞社