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建設経済新聞社
2024/10/31

【京都】長岡京市の鈴谷川通常砂防事業 砂防堰堤の詳細設計などに着手

 京都府は、鈴谷川通常砂防事業として砂防堰堤を計画。近く詳細設計などに着手する。
 令和6年度新規事業の鈴谷川通常砂防事業の対象は、長岡京市奥海印寺鈴谷の住宅密集地の上流に位置する渓流。渓流域は荒廃した山肌や倒木が見られ、土砂災害警戒区域には人家61戸、府道伏見柳谷高槻線、市道、広域避難場所に指定された西代里山公園がある。
 現在は渓流内に設置されている砂防堰堤等がない状況で、今後の豪雨等による土石流から人命を保護し、地域の安全・安心を確保するため、土砂災害対策工事を計画。砂防堰堤1基を整備することで、土砂災害の原因となる渓流の土砂移動を抑止し、現地地形の保全を図る。
 事業期間は令和6〜13年度、総事業費は3億6000万円を見込む。
 乙訓土木事務所は、令和6年度に2000万円の事業費を充て、測量調査、詳細設計を進める。
 このほど砂防堰堤設計1基、管理用道路詳細設計150mを行う業務を指名競争入札で通知。11月1日に開札し、担当業者を決める。設計工期は150日間。
 このほか、ボーリング調査等を行う業務、測量を行う業務をそれぞれ指名競争入札で通知。11月1日に開札し、担当業者を決める。履行期間は120日間。
 なお令和4年12月開札で関連業務を中央復建コンサルタンツに決め実施した。業務内容は砂防調査1業務、砂防計画1業務。