喜多方地方広域市町村圏組合は、ごみ焼却施設「環境センター山都工場」の老朽化に伴う次期ごみ焼却施設の新設について、2027年度までに設計や測量、各種調査等を行い、28年度の着工を目指す方針とした。工事期間は約4年間を想定。関係予算の25年度当初計上も視野に入れている。
整備に当たっては、23年10月に「次期ごみ処理の在り方に関する検討委員会」(会長=樋口良之福島大学共生システム理工学類教授)から、DBO方式など民間活力を導入した事業手法が望ましいとする提案を受けており、関係市町村と協議しながら事業手法や施設規模、処理能力などを固めていく。建設地は現施設の敷地内を想定している。
同センターは1991年建設の可燃物焼却施設(准連続燃焼式ストーカ炉2基、処理能力=90t/16時間)と、2002年建設の排ガス高度処理・灰固形化施設(処理能力=6.4t/日)で構成される。喜多方市山都町小舟寺二ノ坂山乙2619の1地内。
(提供:福島建設工業新聞社)