湯沢市生涯学習課は、市立総合体育館のアリーナを大規模改修するため、7年度当初予算に実施設計費を要望している。老朽化した床を改修するほか、天井の照明LED化、冷房の設置、音響設備の改修などを行う。今年度は建物調査を武田一級建築設計事務所で推進中。早ければ8年度に着工し、複数年をかけて整備する。
総合体育館(字沖鶴140)は平成4年に建設された鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積4,923uで、アリーナやトレーニングルーム、研修室、放送室などで構成。ハンドボールやバスケットボール、バレーボールなどで利用されている。県・市大会等の拠点施設だが、建築から30年以上が経過し老朽化しているため、大規模改修が必要となっている。
平成30年には屋根・外壁の改修を実施。今回は利用頻度の高いアリーナを改修する。反り上がりやささくれが発生している床(1,800u)を改修するほか、天井の照明をLED化。暖房のみとなっているため冷房を設置し、老朽化した音響設備も改修する。
建物調査では対象箇所の老朽度を確認し、概算工事費を算出する予定。7年度当初予算で実施設計費が予算化されれば単年でまとめ、8年度の着工を目指す。
提供:
秋田建設工業新聞社