長岡京市は28日、スポーツ推進審議会を開催し、東ポンプ場(長岡京市勝竜寺八ノ坪10)跡地に整備を計画している防災・スポーツ施設の計画案を報告した。
災害時の避難施設としての役割だけでなく、日頃の防災活動やスポーツ等を通じた健康づくり、コミュニティ活動の場としての役割を果たしていくことが期待されている。
基本方針を「安心して避難できる環境づくり」、「日常的に周辺住民の親しみの場となる施設づくり」、「フェーズフリーに配慮した施設計画」、「持続可能な社会づくりに貢献する環境に配慮した施設づくり」とし、普段から様々な人に使われ、健康づくりやコミュニティ形成に寄与し、災害時には日常の延長上で避難施設として活用される、持続可能な社会づくりに貢献する施設を目指す。
東ポンプ場跡地の敷地8600uに計画。規模はRC造、S造(屋根)地上2階建で、延床面積は4000u。1階はエントランスを除きほぼ全面がピロティ方式としており、駐車場として利用する予定。
施設の機能は、1000u規模のアリーナを整備するほか、会議室、調理室、事務室、更衣室、便所、倉庫、ホワイエ等を想定している。屋外空間には芝生広場や遊具公園を整備し、非常時には屋外の避難場所として利用する方針。
防災・スポーツ施設基本計画策定業務の委託業者について、公募型プロポーザルで地域計画建築研究所(京都市下京区)を特定した。提案上限額は1413万5000円程度(税込)。業務履行期間は令和7年3月31日まで。
今後の整備スケジュールは、令和7年度に基本設計と実施設計を行い、8年度に工事を発注し、9年度に工事にとりかかる。令和10年からの供用開始を目指している。