日本工業経済新聞社(群馬)
2024/10/29
【群馬】県下水道総合が県央水質浄化センターで工事4件計画
県下水道総合事務所は、県央水質浄化センター(玉村町上之手1846−1)の流入ゲートおよびろ布洗浄水ポンプの更新工事を計画している。それぞれの設備で、本体工事と電気設備類の2件を発注する。いずれも年明けから2月にかけて条件付き一般競争入札での公告を予定している。工事は施設老朽化への対応が目的で、今後もストックマネジメント計画に基づいて順次、工事を実施する。
流入ゲートは、沈砂池bQおよび3に設置されているものが対象。ゲートは地下にあり、設置から36年が経過していることから更新を計画した。ゲート本体は沈砂池ごとに1枚ずつあり、2m×2mの鋳鉄製となっている。今回の工事2門とも更新する。
また、ゲートの更新工事に伴い、コントロールセンタなどでも更新工事を実施する。更新する設備はコントロールセンタや補助継電器盤。このほか、現場盤監視制御設備や遠方監視設備の機能増設、配管・配線工事および撤去工事についても実施する。
入札はゲートを機械器具設置工事として1件、電気設備類の更新で1件に分けて発注を予定。工期はそれぞれ12カ月程度を想定している。設計は(東京都千代田区)が手掛けた。
ろ布洗浄水ポンプは、汚泥棟にある設備。かつては、ろ布洗浄水として使用していたものの、現在は施設内の雑用水を配水するポンプとして稼働している。設備は設置から26年が経過していることから、一式の更新が計画されている。
工事は、用水ポンプ6台と空気タンク1台のほか、設備の間をつなぐ配管類の撤去更新工事を機械器具設置工事として発注する。また、電気工事として現場操作盤と作業用電源、ケーブルなどの工事を発注する。工期については、12カ月を見込んでいる。
設計は建設技術研究所(東京都中央区)が作成した。