県は、小名浜港の長期構想策定に当たって、今後目指すべき方向性の案をまとめた。脱炭素化の潮流や物流の2024年問題、船舶大型化への対応、防災機能の強化など、小名浜港を取り巻く課題や要請を整理した上で、方向性として@新たなエネルギー政策を先導する物流拠点の形成A地域のにぎわいを創出する交流拠点の形成B安全と安心を提供する防災拠点の形成−の3項目を位置付けた。11月25日までパブリックコメントを実施。意見を踏まえて、年明けを予定する長期構想検討委員会の第2回会合に、空間利用の考え方などを盛り込んだ長期構想のたたき台を示す。
(提供:福島建設工業新聞社)