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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/10/28

【群馬】五町田地区改良工事を2件公告


県上信自動車道建設事務所は、吾妻東バイパス2期の東吾妻町五町田地内で行う改良工事について、近く土木工事と法面工事をそれぞれ条件付き一般競争入札で公告する。箱島インターチェンジ機能整備のために行うもので、土木工事では切土工事および函渠を築造、法面工事についてはアンカー工を実施する。法面工事などの完了後、西側で予定されている五町田橋工事の工事用道路として使用される。
工事は、主要地方道渋川東吾妻線沿線のエコーマーク吾妻工場(東吾妻町箱島1690−1)の南西側で、嬬恋村方面へ向かうハーフインターチェンジの建設に向けて本線をボックス化し、オンランプ機能を整備するために行う。現在、池原工業(東吾妻町)が隣接地で2基の函渠工を進めている。
土木工事では、五町田3号函渠を建設し、その南側の山林で切土を行う。また、大規模な切土により斜面崩落の危険性があることから、掘削に合わせて法面工事を実施する。
五町田3号函渠は高さ7・6m、幅9m、延長32・4m、内空断面の高さ5・8m、幅7・2m、型枠面積1380uの規模。鉄筋97tとコンクリート量938立方mを用いて建設され、床掘り土量1万7300立方m、埋め戻し土量5200立方mとなっている。切土は合計8万1400立方mで掘削する。設計については大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)が手掛けた。
アンカー工については、アンカー材としてF20UAを使用しφ15・2o、延長13m〜26・6mを170本打設する。合計延長は3260m。また、受圧板を170基整備する。また、法面保護として7800uを対象にPMC吹き付けを施すほか、小段排水路工として合計延長616mで300o×300oPU側溝を布設する。設計は日本工営(東京都千代田区)が担当した。
吾妻東バイパス2期は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの高規格道路。2014年度から事業に着手しており、29年度の開通を目指し整備を進めている。