横浜市財政局契約第1課のまとめによると、2024年度上期(4〜9月末)に競争入札で契約に至った工事1044件の平均落札率は92・7%だった。前年同期と比べて84件少なく、0・2ポイント減。工種別の平均でも、それぞれ91〜94%台の範囲に収まり、23年度の平均落札率92・8%と比べても大きな変動は見られなかった。
入札方式別では、WTO政府調達協定対象の一般競争入札が3件(前年同期比1件減)で、平均落札率97・2%(0・1ポイント減)となった。
WTO対象を除く一般競争入札のうち、総合評価落札方式を適用したのは94件で、平均落札率92・9%(それぞれ24件増、0・5ポイント増)。また、最低制限価格制度の対象としたのは941件あり、平均落札率は92・7%(111件減、0・2ポイント増)だった。指名競争入札は6件、平均落札率95%(2件増、同率)となった。
低入札価格調査制度を適用した案件は97件(25件増)。このうちWTO対象の一般競争入札が3件(1件増)、総合評価落札方式の一般競争入札が94件(24件増)だった。
WTO対象案件を除いた工種別の内訳は、▽土木=件数328件、平均落札率91・8%(53件減、0・3ポイント減)▽舗装=172件、91・6%(2件減、0・3ポイント増)▽造園=81件、91・8%(3件増、0・2ポイント減)▽建築=95件、94・5%(5件増、0・2ポイント減)▽電気=84件、93・9%(7件減、0・2ポイント減)▽管=92件、94・6%(1件減、同率)▽上水道=32件、93・3%(18件減、0・3ポイント減)▽その他=151件、93・4%(8件減、0・5ポイント減)―だった。
提供:建通新聞社