大津市教育総務課は、際川4丁目にある「唐崎小学校」について、長寿命化による改良等工事を計画している。24年度末をメドに設計業務の内容を取りまとめ、工事発注については25年度早期を目指している。発注方式については今のところ、建築、電気設備、機械設備、昇降機設備の分離型で、仮設校舎も予定している。工事期間は、約30ヵ月を見込んでおり、27〜28年度の完成を目指して進めていく。
対象となる唐崎小学校は、大津市際川4丁目7―1に位置し、敷地面積2万7761平方bで、長寿命化改修となる校舎棟・体育館の改修延べ面積は8947平方bで、仮設校舎として増築される建物規模は、S造2階建、延2000平方bを想定している。
工事概要は、校舎棟等の長寿命化改修工事として、屋上防水改修は、全面改修でシート防水断熱工法による改修を予定、外壁改修も全面改修(外部建具・金物等を含む)とし、内部改修は、普通教室、特別教室、その他居室、廊下、階段、玄関、昇降口等について、床・壁・天井・間仕切・建具(防火設備を含む)改修、ユニット工事等。また、トイレ改修も予定しており、洋式化・乾式化による床・壁・天井・トイレブース・建具等を全面改修する。そのほかに体育館の改修工事は、屋上防水及び屋根改修等、トイレ改修、渡り廊下の改修工事等にも取り掛かる。
なお、設計は三和総合設計(大津市)が担当している。
また、真野4丁目にある「真野小学校」についても、長寿命化による改良等工事を計画、同じく25年度早期の工事発注を目指しており、発注方式についても、建築、電気設備、機械設備、昇降機設備の分離型で、仮設校舎も予定。工事期間は、約30ヵ月を予定。同設計も三和総合設計(大津市)。
そのほかに、一里山2丁目に位置する「瀬田東小学校」についても、校舎棟と体育館の長寿命化改良等工事を計画しており、工事期間は、約27ヵ月を見込んでいる。
同市では、今後も良好な教育環境を確保するため、大津市学校施設長寿命化計画に基づき、学校施設全体の機能回復・向上を推進していく。
提供:滋賀産業新聞