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　社会福祉法人吉竹福祉会（小松市）は、民営化に伴い来年度から運営する津幡町立能瀬保育園（領家）の新園舎新築工事について、年内をめどに実施設計を取りまとめ、年明けに施工者選定の入札を実施したい意向だ。これまでに建設用地を調査した結果、軟弱地盤であることが判明、地盤改良が必要となったため、設計を見直した。
　建設規模は当初のＳ造２階建て延べ約１７００平方メートルからＷ造平屋建て（一部２階建て）延べ約１８００平方メートルに変更した。設計・監理はナカエ・アーキテクツ（東京）が担当。工事は今年度内に着工し、１期の保育室、２期の遊戯室に分けて進める。保育室は２０２６年２月頃までに完成させ、引っ越し後に既存園舎の解体跡に遊戯室を建てる。
　能瀬保育園は１９６８年に開所、９４年に現園舎に改築された。敷地が狭く駐車場が不足する問題を抱えており、施設の老朽化も踏まえ、新園舎を整備することにした。町が策定した町立保育園（認定こども園）民営化計画に基づき実施される。
　吉竹福祉会は津幡町内で、０５年に幼保連携型ちいろばこども園を開設したほか、１０年から民営化により住吉こども園を運営している。２０年には小規模保育事業所「ニルスガーデン」を開所した。