愛媛県は松山南高校(松山市末広町11ノ1)の本館改築に伴い、計画地にある既設建物を解体する。対象は理科教棟、図書教棟、階段教棟など。年内の一般競争入札を見込んでおり、11〜12月には工事を発注する。
解体する教棟の各規模はいずれも鉄筋コンクリート構造で、理科教棟が4階建て延べ1798平方b、図書教棟が3階建て延べ1104平方b、階段教棟が4階建て延べ375平方b。また2階建て延べ54平方bの東渡り廊下、2階建て延べ87平方bの西渡り廊下なども今回解体する。
事業では、学校施設の長寿命化修繕計画に伴い、建設後68年が経過した本館などを建て替えるとともに、県立学校振興計画に基づき定時制に松山商業高校の商業科(定時制)を統合するため、必要な教室を整備する。理科教棟と図書教棟、階段教棟などを解体した跡地に整備する。当初は理科教棟を残し、現本館棟を先行して解体することにしていたが、現本館棟はしばらく残して理科教棟を先行解体し、新本館完成後に解体することに変更している。
設計は日総建大阪事務所(大阪市中央区)が担当。新本館の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ約7500平方bを見込む。26年度中の供用を目指す。
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建通新聞社