日本工業経済新聞社(群馬)
2024/10/25
【群馬】上信新巻橋上部工架設工事を公告へ
県上信自動車道建設事務所は、整備を進めている吾妻東バイパス2期の東吾妻町新巻地内で、上信新巻橋の上部工架設工事を月内に条件付き一般競争入札で発注する。工法はトラッククレーン架設となり、設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)がまとめた。このほか、隣接する同町五町田地内で道路改良工なども月内の公告を見込んでいる。
上信新巻橋は、町道6号線および町道6045号線を跨ぐ、橋長59m、幅員11・49mのPC2径間連結ポステンコンポ桁橋。上部工は工場制作したT型桁をトラッククレーンで架設し、PC鋼材により緊張させる。
主桁の数は4本で、工場で10分割して制作する。連結した桁の延長は58・5mとなり、主桁長が29・25m、桁高1・9m、上幅1・3m、下幅0・7m、全体の鋼重は46tの規模となっている。
PC鋼材は12Sを使用し、延長12・7m、全体の延長は1157m。
床版工については、面積609uを鉄筋量35tと、コンクリート量153立方mを使用し整備する。支承工として、A1およびA2橋台へ分散支承をそれぞれ4基の合計8基、P1橋脚へ固定ゴム支承を8基据付する。
高欄はコンクリート製半壁高欄となっており、施工面積170u、鉄筋量5・3t、コンクリート量32立方mを用いる。
このほか、同橋においては鋼製高欄および投物防止柵の設置工事が未発注となっている。
なお、下部工については南波建設(東吾妻町)が2025年度8月末までの工期で進めている。
吾妻東バイパス2期は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの高規格道路。