京都府は24日、22日に執行した元堀川警察署跡地貸付けの一般競争入札の結果を公表した。
落札者は総合食品スーパー「フレスコ」を展開する潟nートフレンド(京都市下京区)で落札金額は27億8000万円(50年間貸付総額)。
府が設定した予定価格(50年間総額)は27億8000万円(5560万円/年×50年)。
対象の土地は、元堀川警察署跡地の府有地部分で京都市下京区猪熊通五条上る柿本町568・569合併、下京区堀川通松原下る橋橘町2の敷地面積2236・20u。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率700%)で、31m第一種高度地区。
貸付期間は令和7年4月1日から令和57年3月31日までの50年間。
一般競争入札公告時の主な事業要件は、借地借家法第22条に規定する借地権(一般定期借地権)により、その存続期間(50年間)において、令和9年3月31日までに次に掲げるいずれかの事業を実施する必要がある。@交番建物の賃貸事業(交番以外の建物と合築する場合)当該物件の東側に位置する場所(堀川通に接道)に「交番設計標準(合築)」の通り建物を整備するとともに、竣工した当該建物の一部(交番部分)を府へ賃貸すること。なお覚書に基づき京都府警察本部と協議の上、定期建物賃貸借契約を締結するA交番建物の整備・譲渡事業(交番建物を単独で整備する場合)当該物件のうち東側に位置する場所(堀川通に接道)に交番建物の敷地とする部分を府との協議により確定の上、当該物件を交番敷地とそれ以外に分筆し、府へ引き渡すこと。なお覚書に基づき京都府警察本部と協議の上、工事請負契約を締結する。上記交番建物を整備した上で生じる余剰床は、収益施設等として活用することができる。ただし複数の者に所有権を移転する施設(定期借地権付分譲マンション等)の整備は認められない。貸付期間の更新はできない。府は建物の買取りはしないため、事業者は貸付期間の満了の日までに、物件上の建物及び建物以外の工作物を自己の費用により撤去の上、更地の状態にして返還する必要がある。
担当は京都府総務部府有資産活用課。
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元堀川警察署跡地については、令和3年11月に府が既存建物を解体。その後、令和4年1月に国有地部分(当該地南側の京都市下京区猪熊通五条上る柿本町690で面積1363・53u)を国に返還済み。
国有地部分については、近畿地方整備局が下京税務署を移転新築する計画を進めている。