新潟県町村会の品田宏夫(刈羽村長)会長らは23日、県庁に花角英世知事を訪ね、31項目におよぶ2025年度県予算および施策に対する要望を行った。
この日は粟島浦村以外の9町村の首長が出席。品田会長が花角知事に要望書を手渡した。
要望書には町村共通の重要課題として、地域公共交通の維持・活性化、道路の適切な維持管理に向けた支援、地籍調査事業の促進、農用地の利用集積、農地の基盤整備の推進、木材流通の強力な促進支援、デジタル化施策の推進、空き家対策の推進(除却時の財政支援制度創設など)、原子力災害時の避難体制確認、消滅する可能性がある自治体への県全体としての対応(首都圏一極集中是正など)、地域活性化推進事業の拡充などを盛り込んだ。
町村個別の重要課題では▽木材流通の促進を目指したA材・B材の活用と花粉の少ない苗木育成の推進▽県立定時制高校の存続▽地域医療体制の整備▽国重要文化財の維持管理補助金の補助率の嵩上げ▽特定有人国境離島地域への早期追加指定−の5項目を求めた。